3-1-4 発展的な考え方
この問題を発展させて考えれば、「四面体と平面の問題」や「四角形と直線」といったものも考えることができる。
左図のように、「四面体O-ABCに対してBC上の点Dを通る平面で
この四面体の体積を2等分したとき、この平面の方程式を求めよ」
のような問題も、いままでの問題を発展させたものと考えることができる。
いままでのスキーマを使いながら解くとしたら、ここで使われるストラテジー
は「スキーマを拡張するもの」と考えられる。
このまま拡張していけば、「四次元の図形」を立体(三次元)で切ることもできるかもしれない。
しかし、そこには人間のア・プリオリな感覚を越えたものが必要とされる。したがって、いつの場合も
「図に描くストラテジー」が有効に働くわけではないことがわかる。
問題を三角形から拡張することもできる。このとき、長方形から台形へとより一般化した問題にもなる。